明神池と穂高神社までのルートや見どころを紹介！

上高地の明神池や穂高神社までのルートと、道中の施設や見どころをご紹介します！

上高地バスターミナル（出発地点）

「上高地バスターミナル」ここが、明神池へ向かうスタート地点となります。バスターミナルには、観光案内所やトイレ、カフェなどの施設が整っているので、出発前に休憩や準備を整えるのにも便利です。

バスターミナル周辺の便利な施設をいくつかご紹介します。

■上高地インフォメーションセンター

バスターミナルの隣にある上高地インフォメーションセンターでは、季節ごとの見どころ情報のほか天気の情報や安全に散策するための注意情報なども得ることができます。また、雨具や緊急用の登山用小物なども販売しているので、万が一の時にも安心です。散策前の情報収集や休憩の際に活用してみてください。

■上高地観光センター

正面にはバス切符売り場やタクシー配車センター、1階横には上高地のお土産やテイクアウトのできる売店もあります。上高地郵便局側に手荷物預かり所もあります。
2階は上高地食堂と売店コーナーになっています。

■上高地食堂
地元の食材を使ったメニューは種類も豊富でリーズナブル。朝定食もあるので、始発のバスで朝早く上高地に到着した際に利用できるのも便利ですね！

■手荷物預かり所

旅行の際は、持ち物は多くなりがちですが、上高地を散策する際にはできるだけ身軽に行動したいですよね。そんなとき便利なのが「手荷物預かり所」です。

★ポイント
料金は荷物の大きさで変わるので、小さいものをいくつか預けるより、できるだけ一つにまとめて預けるのがポイントです。上手に活用して上高地の自然を満喫しましょう。

河童橋

上高地バスターミナルから最初の目的地となるのが、河童橋です。バスターミナルから河童橋までは徒歩で約10分ほど。遊歩道が整備されており、穂高連峰を背景にした絶景を眺めながら歩けます。河童橋は上高地を象徴する場所の一つで、多くの観光客が集まります。ここからの景色は、とても綺麗なので写真を撮るのもおすすめです！

河童橋から明神池へのルート

明神池に行くには2つのルートがあります。

①河童橋→梓川左岸を上流に向かう→小梨平やビジターセンター→明神→明神橋→明神池

■梓川左岸を上流に向かう

青い空と山のコントラストがとても綺麗です。梓川のせせらぎ音にも癒されます。

■上高地ビジターセンター

河童橋から梓川左岸を進んで清水川の小さな橋を渡ると、上高地ビジターセンターがあります。上高地の自然に関する展示や映像の上映、季節ごとの見どころ情報はもちろん、天気情報や注意情報なども得ることができます。山の天気は変わりやすいので、天気情報など入手しておくと安心ですね！

②河童橋→梓川の右岸を上流に向かう→岳沢湿原→明神橋の手前を左折→明神池

河童橋から岳沢湿原を通るルートです。明神橋の手前で左に鳥居をくぐると明神池、橋を渡れば左岸歩道に出ます。

■岳沢湿原

河童橋から梓川右岸遊歩道を明神方面に15分ほど歩いていくと、岳沢湿原があります。岳沢より流れ来る筋と善六沢が合流するあたりに広がる小さな湿原です。立ち枯れの木々と透き通った湧き水がキラキラと光る神秘的な風景は素晴らしいです。日が射すと水面が一層輝き、空の青さが溶け込んでとてもきれいです。小鳥のさえずりや、沢のせせらぎ音も聞こえてくる心落ちつくスポットです。

■明神橋

「明神橋」は、梓川に架けられている全長50ｍほどの橋です。「明神橋」の手前から明神岳を望む眺望はまさに絶景で、写真撮影の絶好のポイントです。橋の正面に身を構える明神岳。とても格好良いですね〜！

明神橋を渡って、少し歩いたところから撮った写真です。遠目から見る明神橋を眺めるのも良いですね！

①、②どちらのルートも徒歩で約1時間ほどかかります。道中は自然に囲まれたトレッキングコースが続いており、途中には梓川の清流や美しい森が広がっています。

嘉門次小屋

河童橋から1時間ほど歩きそろそろ少し疲れたなと思う時に、明神池・穂高神社奥宮の参道わきにある「嘉門次小屋」が見えてきます。薪の火でじっくり焼いたイワナの塩焼きが美味しくて有名なお店です。ここで美味しい食事を食べ、一休みするのもおすすめです！

岩魚の塩焼き定食　1,800円

一番人気のこちらの定食。イワナは香ばしい香りで頭から尻尾まで余すところなく食べられます。

山ザルそば　1100円（とろろ付き）

イワナ定食もお蕎麦も、とっても美味しくて疲れも吹き飛びます！大自然の中でいただく食事は格別ですね〜！

ほかにも、一品料理、飲み物、甘味などもあり、メニューも色々ありました！

穂高神社と奥宮

境内には緑が目の前に広がり、鳥のさえずりが響き渡る中でお参りをするひとときは、まさに心が洗われるような感覚です。奥宮は、観光地としての賑わいから少し離れていることもあり、穏やかな時間を過ごすこともできます。

明神池

奥宮を参拝した後、すぐ隣にある明神池へと進みます。池の周囲には遊歩道が整備されており、一之池、二之池の二つの池を巡ることができます。明神岳からの湧水がたまってできた池で、常に水が湧き出ているため冬でも全面凍結しないそう。池の透明度が高く、澄み切った水面に周囲の山々や樹木が映り込む姿はとても美しく、池のほとりに立つとその静けさに心が安らぎます。また、写真を撮るスポットとしても絶好の場所で、池に映る景色をカメラに収めると自然の美しさがより一層引き立ちます。写真でも十分美しいのですが、写真だけでは伝えきれない美しさがあるので、ぜひ実際に訪れて体感していただきたいです！

一之池

一之池では雄大な明神岳と広々と広がる美しい明神池の風景を堪能できます。

二之池

二之池では庭園のような風景を楽しむができます。

この場所は、穂高連峰を目の前に見ることができ、パワースポットといわれています。穂高連峰を背に写真も撮るのもおすすめです！📷

注意点

• 歩きやすい靴の着用：明神池までの道のりは整備されていますが、部分的にぬかるんでいる場所や石が多い場所もあるため、歩きやすい靴を履いて行くのがベストです。※ヒールの高い靴やサンダルは避けましょう。
• 飲み物や軽食の準備：上高地から明神池までの道中には自動販売機や売店がほとんどありません。特に夏場は水分補給が重要なので、飲み物を持参することをおすすめします。
• 天候の変化に注意：上高地は標高が高いため、天候が急変することがあります。晴れていても急に雨が降ってくることもあるためレインコートや防寒具を準備しておくと安心です。
• 訪れる時間帯：明神池は午前中の早い時間帯に訪れるのがベストです。午後になると観光客が増え、少し混雑することがありますので、静かなひとときを楽しみたい方は早めに行動するのが良いでしょう。

まとめ

上高地から明神池への道のりは、自然の中をゆっくりと歩きながら楽しむことができ、トレッキング初心者でも安心して歩けるルートが整備されています！

明神池までは、徒歩で約1時間と少し距離はありすが、とても神秘的で自然を感じることができる素敵なスポットなので、上高地を訪れた際にはぜひ足を運んでみてください！

＊上高地から涸沢カールまでの行き方についてまとめた内容が、こちらの記事で読むことができます。涸沢カールまでのルートについて知りたい方は、こちらも読んでみてくださいね。